今週末の土日に開催される「グラウンド・レベル・シネマ」に初参加させていただきます。過去作『東京節2020 - This Is Tokyo - 』がBプログラムにて、27(土)15:50〜、28(日)17:20〜上映予定です。よろしくお願いします。
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イメージフォーラム・シネマテーク No.1073
グラウンド・レベル・シネマ Vol.4.5
GROUND LEVEL CINEMA 4.5
日本 ー 台湾
イントロダクション
2020年代に新たなインディペンデントシーンを作るべく、日本と台湾のfresh!!!な映像作家たちが国境、世代を超えて、同日、同時刻に作品を上映するリアルイベント<グラウンド・レベル・シネマ>
拝啓 この夏をどう過ごすのか? 海か? 山か? もしくはフェスに行くとか? だがカネの無い奴、友達がいない奴、居場所の無い奴ら は何処に行けばいいのか? とりあえず7/27、28 渋谷に集合だ。誰からも頼まれもしないのに勝手に映画を作ってるイカれた連中が待っ ている。きっと探してる何かが見つかるかも知れない(保証はしない)夏休みを涼しい暗闇の中(これだけは保証する)で過ごすのも 悪くないと思う。だってこの場所にはあの「寺山修司」の名前が付いてるんだぜ!熱帯化する渋谷の片隅から世界の皆様へ。 敬具
(グラウンド・レベル・シネマ運営委員会)
※各上映終了後に日本側作家によるアフタートークを行います。
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■日程 Date
2024年7月27日(土)-7月28日(日)
Saturday, 27th, July - Sunday, 28th, July 2024
【open】13:30 【screening】14:00 【close】19:30(予定)
各日3プログラムの入れ替え制
■会場 Venue
シアター・イメージフォーラム 3F「寺山修司」
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2
Image Forum 3F "Terayama Shuji"
2-10-2, Shibuya, Shibuya-ku
■タイムテーブル Timetable
7/27
14:00 A Program
15:50 B Program
17:20 C Program
7/28
14:00 C Program
15:50 A Program
17:20 B Program
■Ticket
当日受付
1プログラム券:一般700円/会員500円
3プログラム券:一般1,500円/会員1,200円
1 program ticket/General 700 yen, Members 500 yen
3 program ticket/General 1,500 yen, Members 1,200 yen
ご来場のお客様へ
・満席の際にはご入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承下さい。
主催:グラウンド・レベル・シネマ運営委員会
共催:イメージフォーラム
協力:株式会社ダゲレオ出版
www.imageforum.co.jp
https://www.imageforum.co.jp/cinematheque/1073/index.html
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▶Program A
△ (in progress) / △
Lin Shih-Chieh & Yeh Che / リン・シージエ & イエ・チエ / 7min.
Bi-Kei / 微景
Tatekawa Kiyoshiro / 立川 清志楼 / 7min.
Tata Cuts Down the Timescape / ター爺さん、時間を切る
Chen Chun-Tien / チェン・ジュンディエン / 9min.
Tata Picks Up the Landscape / ター爺さん、風景を拾う
Chen Chun-Tien / チェン・ジュンディエン / 5min.
My room moon
Nozomi Hirai / 平井 望 / 3min.
((( OTO )))
atsuko uchiyama / 内山 涼湖 / 18min.
Deadline / 死線
Daz Yang / ヤン・ヨンシュエン / 2min.
Monochrome Radiance / 単色照明
Hsu Chun-Yi / シュー・ジュンイー 16min.
protein / タンパク質
Naohisa Uchiyama / 内山 尚久 / 5min.
Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo / 蒸発書簡
Masa Kudo & Johan Chang / 工藤 雅 & 張若涵 / 13min.
The Silence of Sirens (in progress) / セイレーンの沈黙
Tzuan Wu / ウー・ズーアン / 5min.
▶Program B
1-2(2-1)
An Hsu Hung / ホン・アンシュー / 5min.
Parallax / 視差
Hsin-Yu Chen / チェン・ションイー / 9min.
Koigokoro II / 恋心II
Anna Fujii / 藤井アンナ / 5min.
False Expectations / (不)期待傷害
Erica Sheu / エリカ・シュー / 7min.
in the autumn of 2009 / 2009年、秋の会話
Kisawa Koki / 木澤 航樹 / 20min.
ave Walls. Eyes have Doors / 耳ニ壁アリ目ニ障子アリ
Ippei Nakao & Karu Miyoshi / 中尾 一平 & 三好 彼流 / 5min.
Flamegazing / 火を観る
Yen Wang-Yun / イエン・ワンユン / 8min.
One Two Three / ワン・トゥー・スリー
Yukiko Nishino / ニシノ ユキコ / 8min.
Light year return / 1億光年キロ
Seiichiro Okuma / 大熊誠一郎 / 10min.
This is Tokyo - TOKYO-BUSHI2020 / 東京節2020
MurakamiLoki / ムラカミロキ / 4min.
scenery movie
SAYO x Yasuaki Ishikawa / SAYO x 石川泰昭 / 6min.
▶Program C
Daytime Cycle Noon
Takaki Matsuda / 松田 天樹 / 4min.
Political mysophobia / セイジミゾフォビア
Johnny HUNG / 8min.
Lüshun Entry Ceremony(Ryojun Nyujo-shiki) / 旅順入城式
Kenji Kadowaki / 門脇健路 / 8min.
The Night Surge (in progress) / 夜の騷ぎ
Hsu Hai-Wen / シュー・ハイウェン / 9min.
My way of celebrating new year / お正月の過ごし方
Yijean WANG / ワン・イチェン / 15min.
Silent Noise room / 聴視空間
Nishiyama Tomoki / 西山 知希 / 5min.
Presence Undefined / 未定義な。存在
Lichun Tseng & Lam Lai / ゾン・リージュン & リン・リー / 17min.
Reflection / 光が私の目を刺す
Irene Lin / リン・ウェンリン / 8min.
nonsense diary / 東京デタラメカメラ日記
MIKIHARUKA / 三木 はるか / 15min.
※タイトル、上映時間等に変更が生じる場合があります。
■作者コメント
▶Program A
△ (in progress) / △
惑星探査隊が地球に到着し、△計画を実行した。時間波形のスキャン技術を用いて、地球全体のデータを取得するのだ。その中身は地層や、海洋、気候、種、および人類の過去の集団潜在意識、並びに地球文明消失の原因解明にまで及ぶ。この資料映像は、△計画データ投射の圧縮解除のためのものである。
Bi-Kei / 微景
被写体と光と時間の推移、固定カメラで撮影した画像に音響を追加。
微妙に変化する表層と音響を体感する作品。
映像から単一の意味しか受け取れないならば、その映像はまさしく無意味となるだろう。
そこに作家の意図など到底及ばない世界が広がっていなければ作品として成立しない。
映像は決して記号では無い。記号から遥かに、あふれ出てしまう。
あふれ出たものこそ、映像の個性であり本質である。映像は言葉に逆らう。
言葉をはねのけ、映像が自立するときこそ、作品が完成するときだ。
Tata Cuts Down the Timescape / ター爺さん、時間を切る
キドラット・タヒミックは台湾北部にある有名なUFOの聖地を訪れる。突然何か不思議な力を受け、彼は50年前の自分との間にある種の共鳴を得る。大航海時代と拭えない植民主義、西方と東方、フィリピンと台湾、今のター爺さんと若いター爺さん、境界はぼやけ、情勢は曖昧になる。
Tata Picks Up the Landscape / ター爺さん、風景を拾う
キドラット・タヒミックが空っぽの携帯を手に台湾へやって来た。台湾にいる間、彼は何処でも常に携帯で記録し、去る前夜には、メモリーはもういっぱいになった。彼はこれらの素材を私に託した。私は膨大で雑多な素材との対話を試みる。
My room moon
空を、水中を。私の両の球は泳いだ。闇から光へ。無から有へ。角から球へ。
水を感じる。私の鼓膜を揺らす波動も。
一体私は何処から来たのだろう。この精神を育んだのは何奴か。
これに対する私の思考は空と水中を彷徨い、結果、球を見つけた。
見つけたのではなく現れた。眩く多色の閃光を放つそれは、私の心身を照らし、透過し、暴いた。
私は水の中へと逃げ込んだ。屈折した光は私には届かないだろう。
しかしそれが全ての始まりの一手となった。
これはあの閃光の温もりを知るまでの、私の成長物語第一巻。
((( OTO )))
友達のオトと言う名の男の子に「オオカミになりに行こー」と誘われ
居合わせたターザンと一緒に、山を登り岩の上で3人で吠えた。
そこから音開きの旅がはじまる。
Deadline / 死線
また来る30日、毎日がデッドライン。
Monochrome Radiance / 単色照明
列車が駅に入り、花火が光る時、人々はシャッターで世界のシワの端を測定する。すべての過ぎ去った時間は、ブラックホールの眠りに合わせて消え、静止した単色の壁画にと変わる。毎回の記憶は何かを思い出すわけでもなく、ただ偶然にその局部を照らすだけだ。暗い部屋における、静電気の火花のように。
protein / タンパク質
それは人類にとって、救世主となるのか、それとも・・・
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映像は、全てスーパーマクロレンズで撮影しました。
使用機材・Canon EOS R6・ZHONG YI OPITCS FREEWALKER 20mm F2 SUPER MACRO 4-4.5:1
BGMは、全てコオロギの鳴き声だけを加工して作ってみました。
使用機材・SOMA LYRA-8 :FILTER PART ・SOMA COSMOS・strymon NIGHTSKY・TASCAM DR-40X・iPod classic
Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo / 蒸発書簡
2021年、コロナ禍で互いに往来が難しい中で、日本と台湾に住む映像作家は、相手から送られてきた映像の音や画を引用して返信するというルールで往復映像書簡を始めた。どこかへ逃避したいという蒸発の願望から日常の旅をしていた二人は、お互いに心象風景を交換しながら新しい実験を試みる。
The Silence of Sirens (in progress) / セイレーンの沈黙
ある種のイメージの発生学を想像してみる:セイレーンが画面の表面の後ろで警報を唱えている。点滅する波の下で都市は徐々に沈没し、次第にぼやけてくる。二枚貝は気泡を吐いて漂い、気泡からは蜃気楼がほとばしる。人魚は泡になり、だんだん暗くなり、世界は球体の中で旋転する。
本作はセイレーン・プロジェクトの二本目となる短編で、プロジェクトは継続して発展中。
▶Program B
1-2(2-1)
フレームの観察を続けながら、運動と制御不能の間で、極端にコントロールしたいという欲望を実行しようと試みる。
Parallax / 視差
外界から自分をアンカリングする過程。
Koigokoro II / 恋心II
「仕草」として感情的に眺めた動作を、純粋な「動作」として再認識するように実験する。
False Expectations / (不)期待傷害
女の子は満月に願いを込める。ドキドキ、キラキラした気持ちをもう少し心に留めておけますようにと。すると、次の日の昼、月の精が彼女のカーテンの隙間から部屋に入ってきて、こっそり人形に替わり、彼女に寄り添うのだった。
本作は本来3チャンネル・16ミリフィルム投影の作品。
in the autumn of 2009 / 2009年、秋の会話
世の中で彼だけができることと、いつだって瀬戸際の社会で交わされてきた会話の記録。
ave Walls. Eyes have Doors / 耳ニ壁アリ目ニ障子アリ
有象無象に紛れて部屋は生き、私たちの体と感情はバラバラになる。母性に媚びるなど迷惑千万。
ある日それは現れ、触れる間も無く消えてゆく。
懐かしい気持ちも置き去りに。
身体表現を用いつつも無機質さを意識して、部屋に閉じ込められた感情の拠り所を模索しながら制作しました。ストップモーションです。
パフォーマンスアーティストの三好彼流との共作です。
Flamegazing / 火を観る
再発見したホームビデオテープ、2つの葬式。
One Two Three / ワン・トゥー・スリー
リズムから外れてはいけない。ここに居る人々は現実に存在しているのか、もしくは存在していないのか。
Light year return / 1億光年キロ
運命という言葉は嫌いだ。この文が何度も利用されていることは承知の上だが、嫌いなものは嫌いだ。
ただ振り返るとどうしてもロジックで説明できなものも確かにそこにある。そのどうしようもない状況に私は悶々とする。
世界は常にカーブを投げ続けてくる。あたふたせずにただ走りたいものだが。
流星が地球に落ちる瞬間を目にすることはあるだろうか?生きている間に一度はあってほしいものだ。
This is Tokyo - TOKYO-BUSHI2020 / 東京節2020
都市・東京は江戸時代以降、日本の中心地として繁栄し、現在も首都として多くの重要機関が集められている。大正7年にその情景を歌う形で発表され、その後も多くの人に愛され、リメイクされ続けてきた「東京節」の令和時代における最新版。オリンピックにカッパライ、一体この街、何処へ行く。
イメージフォーラム・フェスティバル2020 ヤング・パースペクティブ 入選作品
scenery movie
”日常のようでいて、誰かの感性を通したようなキラキラした世界。
魅力的な音楽に乗せてその景色が一人の男の心も彩っていく。
ambientとしても楽しめる作品。”
▶Program C
Daytime Cycle Noon
コンクリートだらけの都会で生活をしていると、どうしても自然を求めてしまう。かといって旅行に行ってシャッターを切ったりしても写るのはいかにも日本の田舎の風景といった感じでどうも求めているものとは違うのだ。絵画のような自然の風景を自分の映画に取り込みたいと思って作った。
Political mysophobia / セイジミゾフォビア
不満はあるのか?近所に対する不満がある!あそこの定食屋の値上がりに不満がある!台風で大雨なのに会社に行くことも不満!社会に、出来事に対して不満がある!ある!!あるんだよ!!!それ、根本的に解決するなら●●じゃないの?
●●がダメだからじゃないの?●●と言っちゃいけないのか。
●●を避けられるもんなのか。
Lüshun Entry Ceremony(Ryojun Nyujo-shiki) / 旅順入城式
100年くらい経つとさすがにいろんなことが一巡するのだなあと思う今日この頃です。
The Night Surge(in progress) / 夜の騷ぎ
舞踊作品「夜の騷ぎ」と「粼光暗影」の撮影現場での、舞踊のリハーサルと劇場公演の間の曖昧な時間。
My way of celebrating new year / お正月の過ごし方
カメラを回したら、なくなった人たち、ものやことも忘れられない記憶になる。2023年のお正月を迎えて、8ミリカメラで過ごし方を記録した。
Silent Noise room / 聴視空間
聴覚及び視覚による映像体験を試みる。
Presence Undefined / 未定義な。存在
本作は7本の小さな音声映像の作品集である。いつ上映するにあたっても、順序を問わず上映することができる。この作品はひとつの芸術実験であり、視覚と聴覚のレイヤー、色、協調、調性、触覚、元素と空間の異なる反応を探るものである。その共有する芸術語彙の交差と交錯は、この二つの芸術世界の対話と不確定性の微妙な出会いを刺激する。映像は16ミリ映像の創作と実験で、音声は現場での録音と電子音源を使っている。
Reflection / 光が私の目を刺す
妹の一本のフィルムが、映像と故郷に対する私の想像力を動かした。写真は人の性格を表すとよく言われる。しかし私たちが互いの眼差しに介入しようとするとき、わたしたちが写真を記憶の手段のひとつと捉えないとき、2人の共有する風景を改めて一本の映画にしようとしたら、この繋がりは同じ場所にいる私たちをどこへ連れて行くだろうか。
nonsense diary / 東京デタラメカメラ日記
カメラマンの滝本淳助さんと一緒に映画を撮りました。三木はるかとは親子ほどの年の差があります。ちぐはぐな二人で何をやる?何ができる?滝本さんはフィルムカメラの使い手で、三木はるかはビデオカメラを持ち歩くことが多め。二人で同じ場所に行ったらそれぞれカメラに収めるものはおんなじ?ちがう?愛機を手にお出かけしました。さて、どんなものが撮れているでしょうか。または、撮れていないでしょうか。
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