むらふぁけ -murafake- (移行調整中)

ムラカミロキ -MurakamiLoki- nzchao.Exp Official Blog

「ムラカミロキ」映像上映

10/27(日)、11/3(日) に渋谷イメージフォーラム3Fにて開催される「グラウンド・レベル・シネマ 5.0」に参加させていただきます。12月発売予定のノイズバンド「3CO2(SANCOTSU)」のファーストアルバムより、「Taphophobia」のミュージックビデオが先行上映される形になります。Aプログラムにて、27(日)14:00〜、3(日)15:30〜上映予定です。よろしくお願いします。

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イメージフォーラムシネマテーク No.1075

グラウンド・レベル・シネマ Vol.5.0
GROUND LEVEL CINEMA 5.0
日本 ー 台湾

イントロダクション

 2020年代に新たなインディペンデントシーンを作るべく、日本と台湾のfresh!!!な映像作家たちが国境、世代を超えて作品を上映するリアルイベント<グラウンド・レベル・シネマ>

暑さに浮かされて月日が経つのも夢のうち、気がつけば秋、夏も終われば気分はもう年末。と書いている今は深夜2時、真夜中の焦燥。只今絶賛制作中、遊んでいる場合では御座いません悩んでいる時間も御座いません。
ましてやこんな文章を書いてる場合でも御座いません。全作品完全新作のvol.5.0、間もなく上映開始で御座います!
(グラウンド・レベル・シネマ運営委員会)

※10月27日(日)は上映終了後に日本側作家によるアフタートーク、11月3日(日)は台湾&日本側作家によるアフタートークを行います。

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■日程 Date
2024年10月27日(日)、11月3日(日)
Sunday 27th October, Sunday 3rd November 2024

【open】13:30 【screening】14:00 【close】18:40(予定)
各日3プログラムの入れ替え制

■会場 Venue
シアター・イメージフォーラム 3F「寺山修司
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2
Image Forum 3F "Terayama Shuji"
2-10-2, Shibuya, Shibuya-ku

■タイムテーブル Timetable
10/27
14:00 A Program
15:30 B Program
16:50 C Program
11/3
14:00 C Program
15:30 A Program
16:50 B Program

■Ticket
当日受付
1プログラム券:一般700円/会員500円
3プログラム券:一般1,500円/会員1,200円
1 program ticket/General 700 yen, Members 500 yen
3 program ticket/General 1,500 yen, Members 1,200 yen

ご来場のお客様へ
・満席の際にはご入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承下さい。


主催:グラウンド・レベル・シネマ運営委員会
共催:イメージフォーラム
協力:株式会社ダゲレオ出版

www.imageforum.co.jp
https://www.imageforum.co.jp/cinematheque/1075/index.html

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▶Program A

無題 / Untitled
藤井アンナ / Anna FUJII / 20min.

初 / Seed
曾莉珺 / Lichun TSENG / 10min.

レプリカ / Replica
内山尚久 / Naohisa UCHIYAMA / 7min.

アジア情報局 / Asian Intelligence Bureau
雪克 / Shake / 7min.

蝶影 / Butterfly Shadow
ねね蝶々 / nene chouchou / 5min.

命名のカルナック計画 / Untitled Carnac Project (work in progress)
陳省聿 / Hsin-Yu CHEN / 8min.

Taphophobia
ムラカミロキ / MurakamiLoki / 9min.

おばあさん仮想 I / The Grandmother Epithesis I
郭立貞 / Lichen K / 3min.

素人の修復 / Amateur Restoration
蕭仲甫 / Chung Pu HSIAO / 4min.

▶Program B

2-2
安旭 / An Hsu HUNG / 5min.

Simulacra
白水浩 / Hiroshi SHIROUZU / 5min.

ロサンゼルス:新書#1-8 / Signatures #1-8, Los Angeles
徐璐 / Erica SHEU / 10min.

道にて / On the Road
木澤航樹 / Koki KISAWA / 8min.

肉屋のように - 01 / Like a Butcher - 01
吳梓安 / Tzuan WU / 1min.

キンコンキン / Mycorrhizal Fungi
内山涼湖 / Atsuko UCHIYAMA / 17min.

ネオ黙示録 / NEO Apocalypse
Johnny HUNG / 13min.

シジフォスの弟子 / Disciples of Sisyphus
山口健太 / Kenta YAMAGUCHI / 10min.

ガラガラの夢 / GARA GARA
工藤雅&張若涵 / Masa KUDO & Johan CHANG / 3min.

▶Program C

結婚しない水行十日陸行一月 / don't ask about me
三木はるか / MIKIHARUKA / 15min.

他人の情景 / The Othered Scene
閻望雲 / Wang-Yun YEN / 8min.

猫腫瘍 / Stray Cat gets Cancer
松岡徹 / Toru MATSUOKA / 14min.

Q4. (2023)
ワン イチェン / Yijean WANG / 9min.

X Shade
平井望 / Nozomi HIRAI / 3min.

Obscure Observation
松田天樹 / Takaki MATSUDA / 4min.

Interjection
ニシノユキコ / Yukiko NISHINO / 5min.

現像 #2 / Developing #2
許岑竹 / Tsen-Chu HSU / 6min.

類もまれな断片の壮麗 / Magnificence of Unparalleled Fragments
立川清志楼 / Kiyoshiro TATEKAWA / 10min.

※タイトル、上映時間等に変更が生じる場合があります。

■作者コメント

▶Program A

無題 / Untitled
川柳作家の嶺脇ルイさんによる川柳作品「竹とんぼ 風は明日を 連れてくる」を受け取り、言葉の表現を別の表現に変換する企画に沿って制作した作品。「明日」は抽象的だが、それを発表することに挑戦した。知人に街を案内してもらった。寒くなったらまた訪れようかと考えている。また案内してもらえるかどうか。

初 / Seed
光、それは抽象的であれ具象的であれ、生態系における重要なエネルギーだ。16ミリフィルムで自然を捉え、微視的な視点から観察し、ゆっくり一瞬を記録し、身体の導くままに、内外の自然の音に耳を傾ける。
映像は露光の瞬間に生まれる。自作の環境に優しい現像液を使ってフィルムを現像する。新月や満月のとき、感光乳剤を作って塗り、光害のない公園を露天の暗室にする。日の出と日の入りの間に音声を収録する。「自然な自然」を観察し、その過程での発見が、創作の思考要素や可能性となっていく。

レプリカ / Replica
かつて戦争によってすべてを失った日本は、輸出によって外貨を稼ぎ、その貴重な外貨により鉄鉱石、石油、食糧等々、どうしても必要な物資や原料を輸入していくより他になかった。その為、アメリカから模倣だと非難されながらも、ミシン、カメラ、時計等を作り続けた。
そして今、またもアメリカの発明品が、Made in Japanで広がろうとしている。

アジア情報局 / Asian Intelligence Bureau
キドラット・タヒミックが空っぽの携帯を手に台湾へやって来た。台湾にいる間、彼は何処でも常に携帯で記録し、去る前夜には、メモリーはもういっぱいになった。彼はこれらの素材を私に託した。私は膨大で雑多な素材との対話を試みる。

蝶影 / Butterfly Shadow
ゆるやかに落下していく世界の破片を拾い集めながら、遠く蜃気楼の中にしか存在できない生き物。
ここから見えるのは輪郭を失った景色と追憶する身体のみ。
目に映る不死の生き物をただ追い求める日々はまるで誰かの手の上とこの世の狭間にいるような感覚。

命名のカルナック計画 / Untitled Carnac Project (work in progress)
表面 ― 風景の表面、石の表面、身体の表面、映像の表面。私は、私たちと映像との距離に興味を持っている。私たちはどのように映像の距離を測り、映像はどのように世界を測るのか。技術的なものや感性を通じて、視覚的、心理的、触覚的、映像的な広がりについて考えたい。
19世紀初頭、イギリスの科学者フランシス・ロナルズは、写真のように精密なトレースを可能にする機械を発明し、フランスのカルナックに赴いて、その機械で先史時代の巨石群を描写した。私はそれに基づいて、2023年から創作計画を展開した。

Taphophobia
Improvisation Noise Band "3CO2(SANCOTSU)" Newest Music video.

おばあさん仮想 I / The Grandmother Epithesis I
おばあちゃんの存在意義とは何だろう?生物学者の「おばあさん仮説」(The grandmother hypothesis)は、私たち自身のおばあちゃんを理解する助けになるだろうか?本作は、フィルムの現像や編集の実験を通じて、found footageを再加工し、映像文化が構築したいくつかの祖母像を初歩的に検証しようと試みる。

素人の修復 / Amateur Restoration
余暇の時間を利用し、小津安二郎監督が1962年に撮った映画『秋刀魚の味』の予告編に非公式な個人的デジタル修復を行った。

▶Program B

2-2
以前の「フレーム」をテーマにした創作の核心を引き継いだもの。フレームとフレームの間が絡み合う。記憶、時間、感知、情感、無意識の瞑想、連想と幻想。

Simulacra
世の中、偽物ばかりで困りますね。だけど本物ってあるんですかね?この作品をあの偉大な作家に捧げます!(勝手に)

ロサンゼルス:新書#1-8 / Signatures #1-8, Los Angeles
友人のワークショップで8折1冊の手作り糸綴じ本を制作してから、最近ロサンゼルスにいる気持ちを描いたり、書いたり、整理しはじめた。毎日通勤で渋滞する高速道路、なぜ私がロサンゼルスの映画を撮らないのかと聞く友人、ベランダで喫煙をはじめた事などが、当時の脳内の動きである。

道にて / On the Road
男の答えを待つことしかできない。
もし男に、この身体があったなら。

肉屋のように - 01 / Like a Butcher - 01
最近、友人からいくつかのフィルムをもらった。中にはエロ過ぎたり血なまぐさ過ぎたりして、処分されたものもある。それらをつなぎ合わせてみる。

キンコンキン / Mycorrhizal Fungi
中山ヒロキと仲間達が、作り出す音楽空間。伊勢二見浦の松林にある海岸で行われたシリーズ中に、ワンカットで撮影。今その時を鑑賞し、どんなネットワークが作り出されるのだろう。

ネオ黙示録 / NEO Apocalypse
これは神という「モノ」を否定する作品ではありません。神が残した言葉は何千年にもわたって現代に伝わってきました。しかし、それは本当に神の言葉なのでしょうか。解釈によっては何も伝わらないこともあれば、時には私を導いてくれることもあります。では、すべての言葉が神のものであれば、いくら変えても神の言葉として成り立つのでしょうか。アーメン

シジフォスの弟子 / Disciples of Sisyphus
シジフォスは神々をに度も欺いた罰を受けることになった。罰として山の頂上まで巨大な岩を上げるよう命じられた。
あと少しで山頂まで届くというところで、岩はその重みで転がり落ちてしまう。
シジフォスは永遠にその苦行を繰り返している。
俺はまるでシジフォスの弟子のような生活を送っている。

ガラガラの夢 / GARA GARA
引っ越したばかりの東京の部屋と、もうすぐ退去予定の台北の部屋。海を隔てた2地点から期限切れのRT200シングル8フィルムを使用し、多重露光した作品。
あの日の夜明け、眠る彼女の口から映写機のガラガラと鳴る音が出た。
部屋はひっそりと耳を澄ませる。

▶Program C

結婚しない水行十日陸行一月 / don't ask about me
ドキュメンタリーは、撮られる人の了承を得た上でカメラを回した場合、芝居のかかった人の存在を消せません。カメラの前で「自然体」なんて、ずいぶん怪しいことばです。観る側が「これは芝居ではない」と思い込むことで成り立つ不均衡な関係性を、三木はるかはできれば前向きに愉しみたいのです。

他人の情景 / The Othered Scene
歴史調査によると、疫病が爆発した時、島は戦後の過渡期であり、多くの現地人はコミュニティーの動員を通じて突然の災難に対応した。
長い年月を経て、カメラを携え、海辺から島中央の山間部へと向かいつつ、道すがら記憶の中の白い土を探す。春の疫病という幼少期の経験は、不確かな言語の同一性を含んで、音声と映像を互いに導きながら、徐々に人々がかつて到達した場所へと近づいていく。

猫腫瘍 / Stray Cat gets Cancer
近所の野良猫が病気になり、捕まえて病院へ連れて行きました。
猫と私たち家族との濃密な時間が始まりました。

Q4. (2023)
次のお正月を迎える前、もうひとつのお正月が先に来た
ハッピーディワリ!日々が花火のように咲いて、散って、消えるまで繰り返した

X Shade
影はどこへ行ったのだろう。
私はどこへ行くのだろう。
何が私を照らしているのだろう。
輪郭も掴めなくなってしまった。削ぎ落としたのか白く飛んでしまったのかさえも。
陰影に引っ張られ、私は月に喰われて同期していく。

Obscure Observation
特定の被写体の観察ではなく、色や光や奥行きの、あいまいな観察「Obscure Observation」

Interjection
私の祖父の話です。祖父は生前、「おい」と言って、よく奥の自分の部屋から私達を呼びつけました。「おい」とよく呼びつけて、かつての「大東亜共栄圏」の構想を、日本軍の矛盾を、話したりしてました。

現像 #2 / Developing #2
前作『現像 Developing』に続く小さな実験。制作過程で、私はこの奇妙な視覚体験を楽しんでいた。良く考えれば、これとE6カラーリバーサルフィルムの現像での最初の現像液の効果との間には、妙に似たところががある。

類もまれな断片の壮麗 / Magnificence of Unparalleled Fragments
写真と動画の関係性について考察し写真とは何かを探求する作品。
写真とは一見静止した時間のようであるが、本来、動的平衡の状態ではないか?写真とは過去と未来、真逆の時間が同時に流れてる状態ではないか?
世界を静止させるはずの写真の流動性を抽出する。また音楽を加えることで新たな時間の発生を探求する。

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グラウンド・レベル・シネマ
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