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上映会で行った「個人的な選挙キャンペーン」につきまして

先日の上映会にて、個人的な選挙キャンペーンを行いました。下記のような物です。

投票済証明書など投票を証明するもののご提示で、ムラカミロキよりドリンク1杯サービスいたします。(※お店やイベントとは関係ない個人的な催しになります。直接ムラカミロキまでお申し出ください)」

結果としては中途半端な形になってしまい、その点については申し訳ないという反省もあります。

で、この手のキャンペーンで直接的に言われたわけではないのですが、ネット上で色々と意見を見かけたので、細々ながら実行した身として自分の考えを述べておこうと思います。主に2点。(実際にお会いした人は肯定的な方が多かったです。念のため)

1.「投票権が無い人もいるのに」
 これは以前から感じていましたが、反論としても多いように「投票権が無い人の分もある人は行きましょう」という意味です。現状の投票権の範囲にも個人的には疑問があり、そうした問題解決のためにも投票するべきと考えます。また今回のキャンペーンの主意は「選挙に行った方がお得」ではなく、「選挙と休日の予定は両立できる」という点にあります。選挙も上映会「も」行きましょう、来てね、という主旨です。「忙しい日々のせっかくの休みなのに」という気持ちは自分も出不精なんでよくわかりますが、投票行くだけなら期日前を含め、他の予定を犠牲にする必要はほぼ無いと思います。仕事も遊びも休暇も政治も全てが「生活」です。

2.「ただ投票に行け、というだけいいのか」
 異論も多くあると思いますが、個人的には「細かいことはいいからまずは行きましょう」です。ハードルを下げる意味もありますし、人間、実際に行動してみて初めて考えることも多くあります。またこうした訴えかけで所謂悪い意味でのポピュリズム衆愚政治的な方です)を危惧する意見も見かけます。現状の与党の台頭や今回のN国党が議席を取ったことが、こうした意見と無関係とは言い切れませんし、それは左派・リベラル的政党であっても起こり得るので注意する必要はあります。ですが少々メタ的にな意見になってしまい申し訳ないのですが、現状ではそれ以前に「投票しない派」のポピュリズムがすでに完成している状況、であるとも言えると思っています。投票しない、行動しないというのも一つの選択であり行動です。社会に生きている以上、自分が何もしなくても、残念ながら政治からは逃げられません。「自分の一票で変わる気がしない」ではなく「自分が投票しないことで既に変えている」のが正しいのではないかと思います。問題はその「投票しない」という「非常に政治的な行動」をとっていることに無自覚な人が恐らく多いこと、そしてそうした人々が(投票率が半分を割っている以上)最大派閥を形成していることではないかと。その自覚をするためにもちょうどいい機会だと毎度思うので、「まずは投票に行きましょう」と個人的には現在思っている次第です。

※ちなみに「投票率を上げるために投票所で何か特典を配布」的な意見にはどちらかというと否定的です。今回のキャンペーンも前述したようにそこが主意ではないです。