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ムラカミロキ -MurakamiLoki- nzchao.Exp Official Blog

迫真の投票劇

選挙である。まだ開票途中とは言う物の
どうやら自民公明が圧勝の雰囲気で
別に他野党を応援してるわけでもないが
なんというかげんなりである。


最近、自分の周り、特に若い世代の間で
「白紙投票」というのをしばしば耳にする。
つまりは投票には行くのだが、実際に表記は
しないで、そのまま白紙を投票すると言うものだ。
そんな事をする理由として
「票を入れるに値する人物・団体がいない」
というのがどうやら大きいように思える。
これはどうなのだろう。
確かにその気持ちは痛い程良くわかる。
だが、現在の国の構造上、結局は
誰かがその場を当選していき、
国を動かして行くのである。またそうでないと
政府は国は動かないのであって、それはそれで
また問題である。
もし票を入れるに値する対象がそこに存在しない
と感じるのであれば、少々突飛な話になるが
他に相応しい候補者を引っ張ってくるなり
自分が立候補するなり、なんなら革命を起こすなり
何らかの他の行動をすべきではないだろうか。
実際に、白紙投票者が何をしたかと言えば、それは
「何でもいいから多くの人が指示する物に合わせる」
という意思表示をしたに過ぎないのではないだろうか。
つまり、ただの「黙認」である。
白紙投票者は、果たしてその事を意識しているのだろうか
また意識しているならしているで、それは今
一つの問題ともなっている「多きに倣う事なかれ主義」
の現れの一つではないのだろうか。


白紙投票者の中には
是非とも自分の心をつき動かすような候補が現れてほしい
というような一種の願望を
投票している人もいるかもしれない。
だが、そんな事を思っている間にも、無情にも
世の中は流れているのである。
その流れから、目を離してこそいないモノの
ただ流れを見つめるだけの、傍観者になるのは
少々危険なのではないかと思う。